2014年1月10日金曜日

ヘリヒラタアブ Didea alneti ( FALLEN, 1817 )

クリオオアブラムシを喰らう大きなヒラタアブ幼虫。その正体がようやく分かりました。持ち帰った幼虫が無事
羽化しました。残念ながら蛹殻を押し開ける瞬間は目にすることが出来ませんでしたが出て間もない状態を撮影
する事は出来ました。調べてみると、そよ風さんが成虫、幼虫とも記事にされていました。
以前、撮影した幼虫時代は→こちら

シャーレーの中で羽化。幼虫を採集してから1月後です

翅が面白い状態で縮まっています

ヘリヒラタアブ、蛹ともに約11mmほど

複眼からオスのようです。正面顔はマルより四角に近い

ちいさな3つの単眼

縮んだ翅を伸ばすためシャーレの裏蓋にぶらさがろうとしましたが。これがツルツルで無理な様子

手元にあった筆を渡します。案の定ぶら下がった

交尾器が出ています

1部にしかピントが合っていませんが拡大

羽化してから約4時間後。体色はまだ薄いですが翅は伸び切りました

もう蛹のなかに入ることは出来ないでしょう。アブは約1mmほど長くなった感じです。
同じ撮影倍率でならべています

4枚目の写真では見られなかった顔面の黒い三角の筋。良く似ているマルヒラタアブには、これが無いとの事

腹部の白い部分が青味を持つようですが、まだのようです

2013年12月8日採集 2014年1月9日羽化 新開公園

2 件のコメント:

  1. 細部までくっきりと素晴らしい写真です。
    昨日、オオムラサキに止まったヒラタアブ(らしい)に関して知識を得たく、検索していましたら、こちらにたどり着きました。
    ダッファー
    http://duffer1056.blog79.fc2.com/

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    1. どうも、はじめまして。
      ご来訪ありがとうございます。お役にたてれば良いのですが(^^;;

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