2012年3月16日金曜日

ヒメコバチ科 Pediobius atamiensis

見てはいけなかったかもしれない。小さいムシを撮っているうちに、さらなる細部を
知りたくなり体長約1.5mmのよくみかけるPediobius atamiensisを採集し、不慣れながら
深度合成をして今まで不明虜だったディテールを現像してみた。細部に神は宿るというが
小さな生命が造り出すデザインに恐ろしさを感じてしまった...。

3月19日:画像2枚追加しました。
3月16日:画像2枚追加しました。

小さい=単純では無い、生命体としてのデザインの凄みがある。

ピントをずらして行く事とライテイングの加減がまだ試行錯誤。

フラッシュの熱のみで触角が揺れ動き、描写が甘くなっております。

以上3月15日撮影

161枚合成。なんとなくコツがつかめて来た。次の課題は光量。

1度見たかった触角の付け根。

複眼の1部が上手く処理されていないが、美しい。以上3枚3月16日撮影

3月18日撮影
323枚合成

528枚合成




12 件のコメント:

  1. おはようございます。
    これは凄い。色つきの走査電顕写真みたいですね。
    私も真似をしたくなってきました。でも大変でしょうね。

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    1. こんばんは。
      おちゃたてむしさんの機材環境なら直ぐにでも始められると思います。是非ともやってみて下さい。動く被写体を捉える大変さは無いですが作業はかなり地味です。

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  2. おはようございます。
    確かに凄いです、最初に見たときは「???」ってなってしまいました(^^)。
    やっぱり、ストロボ使うと全然違いますね!

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    1. こんばんは。
      最初ストロボ無しでLED光源のみでやってみたのですがシャッタスピードが稼げず被写体が小さいせいもあって微弱な振動でぶれてしまい諦めました。逆に自然光で深度合成される、そらさんは凄いと思いますよ。いつか挑戦してみたいです。

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  3. 「!!!」、・・・・絶句です(生き物はすごい)。
    これがあれば、記載文の細部形態がとても判りやすくなります。合成元の枚数はいかほど?

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    1. こんばんは。
      かなり手探りの状態で撮影しました。写真1枚につき60〜100枚、刻んで撮影しております。細部を調べるのにはかなり有効な方法だと思いますが思い通りに撮るには、まだまだ時間がかかりそうです。

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  4. 「!!!」ひぇ~・・・・・、再び絶句。

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    1. 何度も見て頂きありがとうございます。また追加するかもしれません。

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  5. これは、また別次元の画像ですね。ピントがよく合っていて、昔のレンズのようなハローも美しい。採集とありますが、このハチは死んでいるのですか? カメラは三脚で固定してあるんですか、手持ちですか? 現地で撮れるならやってみたいです。

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    1. こんばんは。
      残念ながら生体では無いのです。虫撮りは好きですが虫取りはハートがナウシカなので(^^;;ストレスを感じますが、生命体としてのムシのデザインの素晴らしさを少しでも披露できればと、撮影しました。

      カメラは微動装置に固定して机上でピントを刻みながら1つの被写体に約50〜150枚撮影し、ピントの合った部分を合成する方法です。基本的に動かない被写体には野外でも3脚に微動装置を取り付ければ有効だと思います。シャッター1回でこんな絵が出てくれれば最高なんですが、かなり地味な作業です。

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  6. 野外ではやはり、3脚が必要なんですね。そらさんのところで時々披露されている方法ですね。ストロボで3枚ぐらいとって合成できるようになれば、もっと広がりそうです。需要があれば専用カメラなどもでるのでしょうが。さらに、深度合成した動画なんてあったらすごいでしょうね。いろいろ夢がひろがる画像だと思います。

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    1. こんばんは。
      いつもの倍率の写真なら野外でも手持ちで2〜3枚のストロボ撮影での深度合成は可能と思います。被写体が余り動かないのが前提ですが。たまに2枚ほど合成したのも今ままで掲載しております。倍率をいくら上げても被写界深度が深いレンズってつくれないんでしょうかね。深度合成動画、ほんと凄そうですね。

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