2012年6月25日月曜日

イヌビワコバチ ♀

いつも素晴らしい昆虫の生態を紹介されている、おちゃたてむしさんが先日、イヌビワコバチを掲載されていた。

今が産卵時期のようで、それでは行ってみよう!ということで2日間に渡り少し観察してみた。
気付いた事、気になる事を挙げると。

  1. 多くの果嚢があるのに、産卵しやすい果嚢を選別しているのか集中的に集まる実がある。
  2. 産卵を終えた雌はまた出てくるのだろうか?1つ試しに割ったが果嚢の中で死んでいた。
  3. 翅はどうも自切出来るような気がする。それとも、少しの力が加わると落ちる?
果嚢に入る途中にクモにやられた者、ひっくり返って溢れるもの。いや〜イヌビワコバチの♀も大変です。

イヌビワとイヌビワコバチは共進化の密接な間柄のようです。
果嚢の入り口(名前は何でしょう)が満杯状態でウロウロする♀。体長約1.7mm

ひたすら内部に侵入しようとします。

小さな入り口にギッシリ。

たまたま、この果嚢に集まったのか。もみくちゃになって、ひっくり返ってます。

別の果嚢。こちらはスムーズにあっという間に入って行きました。

目の前に入り口がありながらクモの糸にひっかかり進めません。

クサビ型の頭部に発達した前後脚の腿節。
イヌビワに潜り込むのに特化したデザインですよね。凄い。
6月23〜24日撮影 Nikon1 V1

ー動画ー
混雑する果嚢入り口。





2 件のコメント:

  1. イヌビワコバチの動画も見せていただきました。有難うございました。

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    1. 重ねてのご報告ありがとうございます。これからも益々のご活躍お祈り申し上げます。

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